“IC Talk”(Twitter Space)日本語版初回翻訳 by hokosugi from DfinityJPN

Lydia Lei
40 min readAug 9, 2022

7月に行われたLydiaさんが主催のIC Talkの内容翻訳をしまいした。初回はEntrepot のSteveさんをゲストにお迎えして、ICの現状や課題、Entrepotの立ち上げエピソードなども踏まえた話になりました。

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Lydia:
IC Talk は、私が主催するTwitter スペースです。この度、Herbert とHao.Cをレギュラースピーカーとして迎えることができ、大変嬉しく思います。彼らは今後、定期的にIC Talk のセッションに参加する予定です。また、IC Talk では、様々なIC プロジェクトのファウンダーを招き、彼らのWeb3の旅を共有する予定です。彼らと共に、IC のパワフルな技術を深く掘り下げ、暗号投資家やWeb3開発者がIC エコシステムに注目することを目指
します。IC Talksによって、アジア市場のより多くの才能をグローバルなステージに橋渡しし、これらの素晴らしいアイデアと心を結びつけるという目標を達成することができると信じています。
また、この場をお借りして、DFINITYVN、DFINITYJPなどのIC コミュニティーの皆様、そしてこれまで遠慮なく応援してくださった皆様に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。
また本日は、EasySteveをゲストスピーカーとしてお招きすることができました。まずはじめに、IAFのマネージングパートナー、Hao.Cからです。

Hao. C :
IAFは、DFINITY財団とSNZキャピタルが共同設立したIC アジアエコシステムファンドです。IAFは、アジアやコミュニティの他の一流ファンドからも支援を受けています。
SNZキャピタルは、最初の投資以来、5年以上にわたってDFINITYを追いかけてきました。それ以来、私たちはこのプロジェクトの発展を注意深く見守ってきました。昨年のメインネットローンチ後、我々はDFINITY財団と協力し、ここアジアでエコシステム・ファンドの準備と設立を開始しました。
IAFは主にIC エコシステム内の初期段階のプロジェクト、特にICSCAN、ウォレット、Defi、NFTマーケットなどのインフラプロジェクトの支援と投資に重点を置いています。IC にとって現段階でのインフラを構築することは非常に重要です。私たちは、Relationなど、他のWeb3プロジェクトにも強い関心を持っています。Relationは非常にクールです。IC をベースにしたソーシャルグラフ・プロトコルを構築しています。しかし、BSCやPolkadot などの他のエコシステムを含む業界全体にも貢献しています。このようなプロジェクトは、私たちも非常に歓迎しています。
また、Defi、GameFi、Web3.0では、IC のネイティブアプリケーションの登場を期待しています。IC が他のEVM Layer1sとは全く異なる構造を適用していることは周知のとおりです。IC には、ネイティブアプリケーションを強化する方法がたくさんあります。現在、業界全体がインフラ構築の段階からアプリケーションレイヤーに移行しつつあります。IC のユニークな機能をアピールするには、これ以上ないタイミングだと思います。
ここで少し宣伝させてください。 この機会にはっきりさせておきたいのは、壮大なアイデアをお持ちの方、IC でデプロイされた方は、ぜひIAFに声をかけてほしいということです。
一方で、私たちはエコシステム・ファンドとして、アジアに力を与え、アジアのパワーを活用するという具体的な使命を追求する必要があります。そのために、東洋と西洋をつなぐ架け橋の役割を果たしたいと思っています。メインネットの立ち上げ以来、エコシステムが急速に成長しているのを私は見ています。何百ものプロジェクトが誕生しています。
しかし、まだまだ目標には届きません。目指すものと達成したものとの間に、まだ顕著なギャップがあるのです。これは残念なことです。
繰り返しになりますが、東と西を結ぶというのは、IC トークの最も重要な使命の一つです。これは、エコシステム全体にとっても大きな意義があります。アジアには、ICSCANのような優れたプロジェクトが数多くあり、最高のスキャンができると信じています。また、以前紹介したRelationもその一つです。AstroXもその一つです。このようなアジアの素晴らしいプロジェクトや優秀なチームは、もっと多くの人に見てもらう価値があると
思います。一方、欧米では、アジアの生態系やコミュニティを知らない素晴らしいプロジェクトが無数にあるのは確かです。欧米のコミュニティは、世界の人口の半分を占め、ブロックチェーン業界全体で最もアクティブなユーザーベースを持つ、世界最大の市場の1つになりつつあるアジア市場について、もっと情報を得る必要があるのです。Axie InfinityもSTEPNも、ここアジアで生まれました。彼らは今後、定期的にIC Talk のセッションに参加することになっています。
本日、IC Talk の最初のプロジェクトとしてEntrepot をご紹介いただき、大変光栄に思っています。東洋と西洋のコミュニティが、これまで以上に密接につながる機会だと思います。

Lydia:
素晴らしいご紹介をありがとうございます。IAFが中国でとても有名で、最近多くのプロジェクトを招待していることはよく承知しています。IAFが、より多くのプロジェクトのIC コミュニティの発展を助け、IC エコシステム全体が強化されることを願っています。
さて、次に進みましょう。EasySteveに彼のToniq Labs とEntrepot について話してもらいましょう。

Steve:
Entrepot がどのように始まったのか、その経緯はとても興味深いものでした。Entrepotは、なんというかある種の偶然から生まれました。最初のメンバーはみんなインターネットを通じて知り合ったんです。私が最初にBobと連絡を取ったのは、二人とも教育工学の経験があったからです。ボブはそのために博士号を取得したくらいです。ブロックチェーン業界に入る前は、高等教育機関であるUniversities のオンラインプログラム構築に携わ
っていました。お互いにIC 上の教育プラットフォームに取り組んでいたことから、知り合うことになりました。その後、Steve Andrewsと私はOpenchat を通じて出会いました。当時、私は、見つけたSteveという名前の人全員を追加するグループを作りました。
彼はそれを面白いと思ってくれて、それがまさに私たちの出会いでした。作り始めた当初は、トークン・スタンダードをリリースし、その後Stoic Wallet をリリースしました。
Cronics がリリースされたとき、私たちは人々がこれらを交換できる場所があったらクールだろうなと思いました。そしてこの小さなマーケットプレイスを作り始めたところ、Steve Andrewsが一夜にしてそれ完成させたのです。Rick Porter はこの取引に手数料を取るか、あるいはこれを拡大するか、と私たちに尋ねました。考えもしなかったので、どうしよう?右往左往していたのです。Internet Computer の最初のマーケットプレイスを
作った時はこんな感じだったのです。私たちは自分たちが発明したマーケットプレイスについて、有名なローンチやその他のプ
ランニングはもちろんのこと、ロードマップを持ったことがありませんでした。自分たちの足元を固めるには、本当に素晴らしいことでした。この1 年は、実に興味深い年でした。NFTのマーケットプレイスをどのように構築し、運営していくかを考えていたのです。 誰でもミント出来るようにするべきか?プロジェクトを審査するべきか?審査はどのように行うのがベストなのか?それは有効なのか?結局のところ、オープンかつパーミッ
ションレスがベストだという結論に達しました。これは、一般的なブロックチェーンのコアバリューのいくつかと一致するため正に合致していました。この1 年間、私たちの時間の多くはEntrepot に捧げられました。セルフミントツールと、できれば数日以内にリリースされるセルフミントツールのバージョン2が、ようやく今ここに完成しました。現在は、トークン・スタンダードのアップデートやインフラレベルのツールなど、本来のプロジェクトに戻ることができるようになりました。今年は本当にクレイジーな一年でした。

Lydia:
Steve、ありがとうございます。昨年、私はEntrepot がゼロからスタートするのを見ました。今、多くのNFTプロジェクトが掲載され、多くの熱烈なファンを持つに至っています。彼らは素晴らしいです。しかし、コミュニティからは不満も出ています。これについては、また後日お話します その前に、私からいくつか質問をさせてください。

Q:今のIC のエコシステムについてどう思いますか?
Steve:
まだ初期段階であり、2–3週間しかRun-Up(すべての価格が上昇すること)する時間がありませんでした。このようなサイクルは1 回しかありません。もうひとつは、クリエイターがコレクションを立ち上げられるようなツールがまだないことです。NFTAnvil は今すぐにでもできるのですが。すべて開発中です。しかし、コレクションを立ち上げ、CCCのような他者を介さずにマーケットプレイスでオープンに取引する機能はまだ不足しています。NFTAnvil では、マーケットプレイスの機能を使って、コレクションをミントすることができます。これはとてもクールなプロジェク
トなので、ぜひチェックしてみてください。Hatchは、人々が簡単にローンチページをスピンアップできるような方法を研究しています。また、Jelly やPsychedelicのチームも、マーケットプレイスのインフラレベルの仕事に取り組んでいます。しかし、Entrepotが多少ユーザーが多い程度で全体ではユーザー数が少ないので、非常に早い段階です。NFT(Entrepot のローンチパッド/ マーケットプレイス)を購入した人は1 万人です。
Solana(10万人以上)と比較すると、このスペースにいるすべての人が成長する余地があるのです。また、プロジェクトが増えれば増えるほど、多くの人が集まってきます。もっとインフラレベルのツールが必要だし、トークン標準の合意など、構築している人たちのコミュニケーションももっと必要だ。それはとても大変なことです。

Lydia:
それでは、Herbert の質問に移りましょう。

Herbert:
ジェネシスから今日までToniq Labs を見てきた限り、それはまさに壮大なものでした。あなたがコミュニティのためにしてきたことに、あなたとAndrewsに感謝します。そこで質問なのですが、一番時間をかけているのは何ですか?
Steve:
何をやっているかによりますね。リリース/ローンチです。過去9ヶ月間、私の仕事の大部分と責任のほとんどは、アーティストとの関係やチームのスケジュール管理でした。アセット収集、ホワイトリストの価格設定(ホワイトリストボットを使用)、ローンチスケジュール、ローンチ管理などですね。一方、私はソーシャルメディア関連や、デザインやビデオが必要な場合はリリースを実行します。幸いなことに、2人の優秀なスタッフが一緒に働いてくれています。私たちは、コンテンツ戦略を立て、素晴らしいコンテンツを発信しようとしてきました。ここ数ヶ月、我々のYoutube チャンネル、そこでは素晴らしいビデオを公開することができました。今、私自身が感じているのは、私たちが展開している新しいミンティング・ツールのことです。また、このプロセスから少し離れて、より高度なマーケティング活動やエンゲージメントに取り組むことで、全体として物事がまとまり始めていることを実感しています。
Herbert:
創業者が日々の仕事をどのようにこなしているのかを聞くのは、いつも興味深いものです。私は数カ月前、Dom(Donimic Williams)に「今後7年から10年の間に、アジアから50のユニコーンが誕生することを見たい」と投げかけました。今夜、私が話をすることになる人は、Steveも含めて、今後2、3年でかなり大規模なユニコーンを経営することになる可能性が高いと思っています。ですから、あなた方が日々の仕事をどのようにこなしているのかを間近で見ることができるのは、本当に興味深いことです。ありがとうございました。
アーティストとの協働ということですが、NFTマーケットプレイスの世界では、次のNFTコレクションをIC エコシステム、特にToniq Labs に持ち込むよう、これから来るアーティストを説得することが大きな仕事だと想像します。そこで、ETHではなくIC で展開するよう説得する際の最大のハードルは何でしょうか。また、最も頻繁に耳にした不満や混乱、さらには反発は何でしょうか。
Steve:
賛否両論ありますね。説得を必要としないIC でのローンチを希望する人たちはたくさんいます。一方で、態度が不確かなアーティストを相手にする場合、彼らの多くはまずEthereumでローンチして終わりたいと思うかもしれません。以前から言われている例えが、「Ethereumは高価なキャンバス」です。そういう見方をするアーティストが多いのです。キャンバスによって取れる値段の幅がとんでもないことになるのは、絵画を扱う人なら誰でも知っていることです。人々は一般的にEthereumをトップエンドとみなし、他の場所でミントすることを選択した場合に消えてしまうその威信を失いたくないのです。価格がチェーンの真の価値を反映しているというより、高価格が価値を与えているような
ものなのです。高価格は、そのチェーンでミントする価値の原動力だと考えているのです。Internet Computer を利用する人たちを説得するには、ブロックチェーンの技術やビジョンを売り込まなければなりません。それができれば、IC でのミントを望んでいた人たちがその可能性に気づき、問題は解決するのです。これは、私が話を聞いたすべてのプロジェクトと同じです。Entrepot で立ち上げるすべてのプロジェクトで、彼らはアプリケー
ションを取得します。そして、私は彼らに会い、KYCを通過することになります。ローンチした後も、何度もやり取りがあります。彼らは皆、その将来性を信じている。そして、彼らがそれを信じたら、もう契約は成立しているのです。
Herbert:
それは興味深いですね。おっしゃるとおり、私はこの道へ進むために、時には厳しい売り込みをしなければなりません。例えば、Steveさんがアーティストと話をしたとき、彼らの多くは技術的なトレーニングを受けたことがないと思うのです。彼らは、個人のデータ主権、デジタル資産の所有権、中央集権的なサーバーではなく分散型プラットフォームへの資産の保存といったことを気にしているのでしょうか?あなたの経験によると、彼らはそういったことを気にしているのでしょうか?
Steve:
それは相手次第です。ほとんどの場合、彼らはプロの技術チームを持っています。彼らは、私以上にInternet Computer のニューロンを理解しています。一方、技術的な能力をまったく持たないデジタル・アーティストと仕事をすることも多くありました。純粋なアーティストにとって、オンチェーンストレージは大きなセールスポイントになります。また、ガス代がかからない、拡張性がある、スピードが速いなど、もともと多くの人がIC に
惹かれた点が多くあります。初めてICPをあるウォレットから別のウォレットに送ったとき、これだと思ったことを今でも覚えています。
Herbert:
ここ数カ月、トークンの価格にはあまり役に立っていないようですね。多くの人々が、ICなどの他の代替エコシステムではなく、Ethereum上でNFTSをミント・発行するというその決定を正当化するために価格を利用していると想像しますが、これは残念なことです。願わくば、数ヶ月のうちに事態が好転することを願っています。ありがとうございました!
Hao:
ToniqLabs がIC で素晴らしい仕事をしていることは知っています。実際、Entrepot は現在、IC 上で最も成功しているプロジェクトの一つで、特にNFTの分野に力を入れています。
NFTをIC 上に展開することは、コストがかからず、高速で、スケーラブルです。これらの特徴とは別に、NFTの面でIC が他のレイヤー1 プロジェクトと比較してどのような潜在的優位性を持っているか、ご教示ください。
Steve:
スマートコントラクトのミュータビリティに尽きると思います。ほとんどのユーザーが当たり前だと思っているのは、スマートコントラクトはイミュータブルであるということです。そして、確かにイミュータブルであるべき場合もあります。しかし、1 万件のコレクションを立ち上げる以外のNFTのユースケースが見えてくると、データを入力する方法として、あるいは進捗状況を追跡したり従業員に報酬を与えたりするためにNFTを使用する企業が現れ始めます。
NFTを強力なものにするために、重要なことが2つあります。1 つは、キャニスター全体がデフォルトで変更可能であることです。ビジネスでは、従業員のNFTのようなものであれば、キャニスターがイミュータブルであることをあまり気にしないかもしれません。アップデートをプッシュしたいと思うでしょう。コントラクトを変更する際にも、移行する必要はないでしょう。企業レベルでは、このようなプライベート・ソリューションは非常に複雑になります。ある時点で何かをイミュータブルにする理由が常にあることは確かです。第二に、オンチェーンストレージは、IPFSのようなものとは対照的に、スマートコントラクトが動画やHTMLファイルなどの物理的資産と対話することをより容易にすることができます。正直なところ、私は専門家ではありません。でも、ある程度は非中央集権的であるらしいということは知っています。でも、だからといってやり取りが超簡単になるわけではありません。ファイルを更新しようとすると、新しい識別子が必要になります。その点には触れたくありません。今後、ダイナミックでインタラクティブなNFTが登場し、写真からツールへと発展していくことでしょう。それが自然な流れです。PNGやJPEGから始まりましたが、次の大きな進化は、インタラクティブ性と変化することであると信じるに足る理由があります。NFTは変化することができるはずです。私は、「NFT
が変化するならば、それはNFTではない」とする議論が好きではありません。これは全く間違っています。NFTはあくまで自分が所有するものです。現実の物理世界では、所有するものが変化することがあります。では、デジタルの世界で所有しているものも、同じように変化し、進化してはいけないのでしょうか?私は、IC が他のどのようなソリューションよりも早く、それを促進することができると信じています。
Hao:
確かにそうですね。オンチェーンストレージやコンピューティングのお話がありました。
IC では、あらゆるものが組み合わさって、インタラクションを促進します。IC 上のNFTのこのようなユニークなエッジについてですが、このような機能を拡張する計画はあるのでしょうか?Entrepot のこの種の新機能に向けて、エコシステムを誘導したり方向付けたりするのですか?
Steve:
新しいものをいくつか用意する予定です。私が知る限りでは、Entrepot のトップ画面に新しいタブができる予定です。私たちにとって重要なのは、常に革新し続けることです。また、クレジットカードやデビットカードを使って、誰でも簡単にウォレットにトークンを入れられるようにするための機能も開発中です。これはかなりの機能です。IC は、暗号ネ
イティブの人たちとは対照的に、Web2の人たちを取り込むのにユニークな立場にあると思います。まず、多くの暗号通貨ユーザーはガス等料金がかかるため、Dappsに触れることを制限されて、他のものを探さざるを得ません。IC はガス代がかからないので、ユーザーは事前に暗号通貨を用意する必要がありません。私たちはこの機能を統合し、web3 authと名付けました。Entrepot にアクセスして、Gmail やTwitter/Facebook でログイ
ンできるようになります。これは今取り組んでいるもので、おそらく7月末にはリリースされるはずです。Entrepot の中から直接、クレジットカードやデビットカードでウォレットにTop Up(入金)することです。暗号通貨を初めて使う人にとって、これは完璧な参加用のルートのようなもので、Gmail でログインして、クレジットカードでウォレットにインターネットマネーを追加し、NFTを購入することができます。煩わしい確認作業もあ
りません。Foxウォレット(メタマスク)に見慣れないURLを使ってチェーンを追加する
必要もありません。要は、シンプルになるんです。こうしたWeb2ユーザーをターゲットにすることで、IC に期待が持てるのではないでしょうか。一方、現在、UIの全面的なリデザインが活発に開発されています。もしかしたら、ある日突然、まったく新しくなったインターフェイスを目にすることになるかもしれませんね。
Hao:
ありがとうございます。IC は、Web2ユーザーがブロックチェーンや暗号を利用する上で、最も身近なプロジェクトであるという意見には賛成です。個人的にもかなり楽しみにしています。
あなた方は長い間、IC でさまざまなプロジェクトを開発してきました。これまでに直面した最大のチャレンジは何ですか?
Steve:
変化はたくさんあります。最大のチャレンジとしては、アセットのアップロードの点でしょうか。私たちは、実現可能な解決策を考え出すように鍛えられてきました。IC へのアセットファイルのアップロードは、おそらく他の誰よりも速く行えると確信しています。私たちの最大のプロジェクトは、100ギガバイトのデータだと思います。これは、IC の総ステートの10%弱に相当します。そのため、アップロードの方法を考えなければなりませんでした。ごく初期にサブネットを一時的にダウンさせ、ファイナライズ率をゼロまで激減させました。今はサブネットの停止も問題なく行えるようになり、さらに多くのデータを取得できるようになりました。これが最大の課題でしょうね。Entrepot では、どのようなプロジェクトがローンチできるのか、何を保証できるのか、ということに多くの時間を費やしました。何を保証できるのか?NFTマーケットプレイスの管理面やコミュニティ面では、どのようなアプローチがベストなのか?多くの人が私たち
のところにやってきて、こう尋ねました。「なぜ最高のプロジェクトだけをローンチしないのですか?その答えは、ToniqLabs は、最高のプロジェクトとは何かを決めるのに、私たちがふさわしいとは思っていないからです。web3でビルドしている人は、おそらく分散化とパーミッションレス・プラットフォームを信じているはずです。ToniqLabs はゲートキーパーになるつもりはありません。アートステータスのチェックや、クリエイターの
KYCプロセスなど、私たちにできることは確かにあります。しかし、オンラインで偽造のID を絶対に買わないということは保証できません。私は最終的に、誰でもローンチできるようにするべきだと考えています。投票権を持つのは、コミュニティとバイヤーであるべきです。もし、基準を満たさないものがあれば、市場に反映されるでしょう。この結論に至るまでには、試行錯誤の長いプロセスがあり、また、私が書き留めたさまざまなメモやプランがありました。まだまだ未完成で、大きなチャレンジでした。
Hao:
それはOpenSeaが直面している大きな課題でもあります。
IC にはNFTのマーケットプレイスがたくさん出てきています。Entrepot は、この分野を支配していると見なすことができます。そこで質問ですが、他のNFTマーケットプレイスについてどう思われますか?何か提案はありますか?
Steve:
このようなマーケットプレイスが続々と登場し、成功しているのを見ると、とてもワクワクします。もし、私たちが立ち上げて1 年経っていて、まだ私たちしかマーケットプレイスがなかったら、この分野の将来が心配になったでしょう。幸いにも私たちはそうではなく、このような競争があることで、誰もが改善、革新し、一緒にエコシステムを成長させることができるのです。私たちはとても興奮しています。これらのマーケットプレイスの多くがやっていることは、本当に素晴らしいことです。私ができる最善のアドバイスは、「引き抜き」がないとは断言しないことです。他のチェーンのマーケットプレイスで、超高級なものを目指しているところを見たことがありますが、それはそれでいいんです。しかし、IC の中には、もっとオープンで誰でも参加できるようなマーケットプレイスもあります。また、ミントが困難なマーケットプレイスもあります。そのどちらにも適した場所があります。しかし、「ラグプルがないことが保証されるほど審査が優れている」と約束した途端、船は沈没してしまうのです。「ラグプルは出来ません、試しに来てください」とNFTのスキャマーにチャレンジするだけだと言うかもしれませんが誰もそれを保証することはできません。Ethereumでは、本当に成功する可能性のある素晴らしいプロダクト
をいくつか見てきました。ただ、保証はできないのです。
Hao:
ありがとうございます。
Herbert:
Haoさん、素晴らしい質問をありがとうございました!そして、答えてくれたSteveさん、アドバイスありがとうございました。私たちDFINITYは、今月末までにBTCインテグレーションを提供すると約束してはいけないでしょう(これは冗談です!)。現在のPFP(プロフィール画像)はビーチにいるあなた(Haoさん)です。いつかPFPにNFTを使うとしたら、それは何でしょうか?(Haoさんに対して)
Hao:
面白い質問ですね。私が使っているPFPは、数年前にモリス島で作ったものです。新婚旅行で行ったんです。
IC におけるNFTの大きな可能性と特徴については、実は私もSteveさんと同意見なんです。ダイナミックで、プログラマブルで、ミュータブルなものになるでしょうね。私はクリプトネイティブですが、NFTにリンクしたWeb3アクティビティが増えることを楽しみにしています。それが今であろうと、Web3のアプリケーションであろうと。例えば、STEPN。STEPNからNFTのような靴をシェアできるのは、とても誇らしいことです。もしIC からそのようなNFTプロジェクトが出てきたら、それも喜んで紹介しますよ。
Herbert:
あ、でもこれ、ソラナからですね!?
Hao:
そうですね、でもIC には大きな可能性があり、より価値のある、より複雑なものになるでしょう。
Herbert:
そうですね。STEPNに代わるものが出てくることを期待しています。ありがとうございます!いつかNFTの写真を見るのを楽しみにしています。
SNZ Capital は、世界で最も影響力があり、経験豊富な暗号ファンドの1 つです。あなた方は当時、ETHの初期投資家でした。あなたは暗号空間全体について深い理解を持っています。あなたは、あなたが言ったSTEPNのような多くの異なるエコシステムからのプロジェクトを見ています。私が知りたいのは、Relation/ICSCANのようなIC エコシステムのスタートアップのリサーチや投資決定をする際に、他のエコシステムと比較して何か異
なる点があるのでしょうか?IC のアーリーステージの開発者チームにとって、より困難な評価があるのでしょうか?それとも、もっと簡単なことでしょうか?何か共有できることはありますか?
Hao:
プロジェクトを評価する基準はたくさんあります。また、異なるセグメントの異なるプロジェクトを評価するための異なる基準もあります。例えば、Defi。 例えば、Defi の場合、Defi のセグメントからプロジェクトを評価するための標準的な基準があります。ここでは、私たちが好む2つの基本的な必須基準を紹介しましょう。まず、チームとそのIC に関する知識です。特に、チームのIC に対する信頼度は非常に重要です。私たちは、他のエコシステムから来た多くのプロジェクトが、IC の新しいエコシステムでより簡単なポジションを見つけようとしているのを目にします。しかし、彼らは実はIC のことをあまり知らないのです。このようなメンタリティでは、このエコシステムに長くとどまることは容易ではありません。チームのIC に対する信頼が重要です。プロジェクトの観点では、様々な基準の中で、IC の特徴を最大限に生かしたプロジェクトかどうか、IC ネイティブなプロジェクトかどうかが一つの基準となります。これは、個人的に興味のある基準のひとつです。
Herbert:
そうですね、アジアでチームを作ろうとしたとき、1 番の基準はこのAndrewsさんと同じで、IC 技術とその未来に対する信念を持っているかどうかです。それをクリアできない人は、2次選考に進めません。IC を知り尽くし、IC の可能性を最大限に引き出し、IC を正しく活用できる開発者を採用する必要があるのです。IC をメタデータを保存するためのバックアップサーバーとして使うのではなく、IC を正しい方法で活用できる開発者が必要です。むしろ、IC でアプリ全体を再設計してほしいくらいです。
(Lydia さんに向いて)Lydia さんは、世界中の多くのIC 開発者やコミュニティと一緒に仕事をしてきましたね。もちろん、その中にはアジアのさまざまな国も含まれています。これらの国々がIC をどのように受け入れ、地域のエコシステムを成長させているかという点で、どのような違いがありますか?
Lydia::
まず、一般的にコミュニティは結束力が強く、メンバーはIC に対して非常に情熱的で、本当に夢中になっています。コミュニティ間の違いとしては、IC ファミリーにとって言葉の壁があることでしょうか。英語圏の人たちは、英語はすぐ読めますし、IC がどういうものかをよく理解しているので、多くの情報を持っています。また、開発者も英語で技術的な話をしますし…。日本のコミュニティは、NFTにとても熱心で、MotokoやIC の技術について自分たちでたくさん勉強してきました。彼らは英語をあまり知らないので、これはとても大変なことです。そのことが私に大きな衝撃を与えています。その情熱に素直に感動し彼らの力になりたいと思ってます。DFINITYVNチームは、NFTの世界でも非常にアクティブです。素晴らしいアーティストとのコネクションを持ち、著名なNFTプロジェクトをいくつも生み出しています。彼らは本当にコミュニティに活力を与えてくれていて、素晴らしいことです。韓国のコミュニティについては、投資家は少ないですが、彼らは意欲的で、IC についてもっと情報を得たいと考えています。私のイベントを積極的にサポートし、毎回お世話になっているIC コミュニティには、本当に感謝しています。本当にありがとうございました。
Herbert:
Lydia さん、今までありがとうございました。
Steveさんには、もうひとつ質問があります。ICPバーンについてです。ICPバーンは、IC エコシステムのDappsを実際に使っているユーザーがどれだけいるかというアクティビティの指標です。その数は少ない。ジェネシス以来、79,000のICPをバーンしたに過ぎません。これは、毎月のICPの増加量に比べれば微々たるものです。この数字の上昇とともに、エコシステムが成長していくことを期待しています。NFTのマーケットプレイスは、より多くのICPをバーンすること、あるいはICPサイクルを実現することにどのように貢献できるとお考えですか?
Steve:
Kyleはこの件に関して素晴らしい研究をしていて、実は数週間前にICPのバーンに関する記事を発表しています。その中でEntrepot について少し具体的に語っています。ICPが市場でバーンする主な方法は3つあります。まず、取引からです。
1.売り手がエスクローのアドレスに送信する。
2. エスクローアドレスがクリエイターとマーケットプレイスで金額を分配する。
3.1 回の送金で0.0001ICPがバーンする。
同時に、バーンされたICP全体のうち、Entrepot からのICPの割合が大きい。トランザクションの規模が大きくなれば、この数字も大きくなっていくでしょう。しかし、その数はかなり些細なものです。ICPがバーンされる2つ目の方法は、純粋なストレージからのバーンですが、これも現状ではかなり少ない数です。具体的には、IC 上のストレージのコストは、5ドル/GB/ 年です。ICPの最大の消費源は、NFTトランザクションを実行するために必要な計算です。もっとICPをバーンしたい気持ちはわかりますが、そこは頑張って数字を最適化し、低く抑えようとしています。特に2月の高騰時には、キャニスターを維持するために何千ドルもICPをバーンしていた時期がありました。特に2月の高騰時には、ICPをバーンするのに何千ドルも使っていました。しかし、採用者が増えれば、その数はさらに増えるでしょう。NFTはかなりの量のICPをバーンします。しかし、Defi ソリューションやファンジブルトークンソリューションがどうなるかは未知数です。SONICのICPの消費量を見てみると、ICPとXTCのスワップだけでも、その消費量は大きく伸びています。リバースガスは、その仕組みは知っていて
も、実際に使われるのは初めてです。つまり、逆ガスをどう扱うか、どれくらいの頻度で補充するのか、どうやって補充するのか、といったことを、市場で初めて考えなければならないのです。どのように補充するのか?ICPはどこから来るのか?といったことを、私たちは見落としていたのです。そのため、クリエイターには「キャニスターは自分の責任で管理するように」と伝えてきました。ある日、このメッセージが伝わっていないことがすぐにわかり、20個のキャニスターがすべてサイクル切れになってしまったのです。ある日の午後、突然マーケットプレイスが機能しなくなったのです。そこで、キャニスターがある一定の基準(確か10サイクル)に達すると、私たちとクリエイターとの間のロイヤルティから自動的に資金が補充されるシステムを構築しました。私たちは、ユーザーの負担を減らそうとしているのです。誰かがリバースエンジニアリングして、ユーザーが再びサイクルにお金を払うようにすることもできます。しかし、前進することができるのに、後退するのは無意味なことのように思えます。
Herbert:
そうですね。おそらく、すべての経済圏の中で、Defi かGameFi が必要でしょう。ICPバーンには、彼らが主なドライバーになることを期待しなければなりません。NFTスペースから得られるものは何でもいいと思っていますが、もしかしたら、NFTの販売量が増えればいいのかもしれません。あるいは、Entrepot のようなマーケットプレイスをもっと増やして、これらの数字が最終的に大きく上昇するように。ところで、Steveさんは、アーティストのキャニスターの残高を減らしているとおっしゃっていましたね。この”Canister Tip Jar”というアプリがあることはご存知でしょう。これは、DFINITY財団のPaul さんが開発したものです。基本的に、誰でもキャニスターにサイクルを寄付して、スマートコントラクトを継続させることができます。これは、アーティストやNFTプロジェクトチームがキャニスターを補充するのを忘れた場合に、あなた方を助けることができるものだと思います。
Steve:
素晴らしい会話でした。マーケットプレイスのページに残高を表示するというアイデアは、本当にありがたいですね。Stoic ウォレットを見ると、キャニスターに補充するのがとても簡単なんです。サイト下部に小さなカンがあります。それをクリックして、キャニスターID とICPの量を入力すると、自動的にサイクルに変換され、最終的にキャニスターに補充されます。残高を表示させるというのは、私が思いついた解決策の一つです。も
し、誰もキャニスターを補充しなかったら、このプロジェクトは成り立たなくなってしまうからです。プロジェクトが存続しているのか、それとも停止してしまったのかを示す、興味深い方法です。コミュニティーのメンバーもチームメンバーも、キャニスターを補充しないのであれば、そのプロジェクトに魅力を感じないかもしれませんから。NFTに新しいダイナミックな関わり方が加わりました。もうひとつは、インセンティブがやや相反することです。個人的に、私のようにはじめからIC に関わっている人間としては もっとICPをバーンしてほしい。それが目標です。でも、ToniqLabs のメンバーとしては、ICPのバーン量を減らすことが目標なんです。それはお金を使うことですから。ICPの消費を増やすよりも、開発者を雇用して、その分成長を目指したいのです。しかし、これはIC ならではのことです。それが今後、多くのプロジェクトにどのような影響を与え、どのような解決策を見いだし、プロジェクトにどのような影響を与えるのか、興味は尽きませんね。
Herbert:
その点については、私も答えを持っていません。いずれは、非常に興味深く、やや科学的な課題になると思います。一方で、私たちはEntrepot のようなIC エコシステムの初期段階のスタートアップの皆さんの運用コストを下げることで、サポートしたいと考えています。一方で、ICPのバーン数を増やすために、ユーザーがキャニスターにアップデートコールをかけて実際に使っていることを示すために、これを盛り上げる必要があるのです。
そのバランスはどこにあるのか、どうすれば均衡が保たれるのか、完璧な答えを持っている人はいないのではないでしょうか。私たちは、ちょっとした無人地帯、未知の領域にいるのですが、それは別の日の興味深い議論になると思います。
— — — — -聴衆との質疑応答タイム — — — — -
Lydia: コミュニティからのフィードバック
Q1:
Entrpot は本当に素晴らしい仕事をしましたが、それでもコミュニティから不満の声が聞こえてきます。最近だと、詐欺まがいのプロジェクトがあり、コミュニティはがっかりしていました。その他にも、いくつかの不適格なプロジェクトが長い間launchpadに留まっています。コミュニティは、なぜそれらがクローズされないのか知りたがっています。
Steve:
私はいつもこの質問をされていました。みんな、「ねぇ…これって売れてないよね。これ、クローズしたら?」もし私たちが一元的な取引所や一元的なlaunchpad作ろうとしているのであれば、確かにそれは可能です。しかし、最終的な目標は、そのようなものにはならないことです。Toniqはハンズオフでありたいのです。ですから、あるプロジェクトが100年間launchpadに留まりたいと思えば、そうする権利があります。その時点で利
用できないからといって、プロジェクトを打ち上げ台から外すことをToniq Labが決定すべきではないと考えています。そのメンタリティは、人々がNFTを投資として捉えているところからきているのだと思います。プロジェクトがミントされなかったり、マーケットプレイスでのフロアプライスがミント価格を下回っているからといって、マーケットプレイスにないデザインを手に入れたり、ランダムに手に入れたりすることを喜ぶ人もいるのです。NFTは単なる投資ではありませんから。そのように認識されるべきではないのです。喜んで買ってくれる人がいる可能性もあるし、明日、ムーンわけではないことをはっきりさせることもできる。ですから、問題はプロジェクトを削除することではなく、launchpadのナビゲーション機能を向上させることだと考えています。そのために、私たちは新しいlaunchpadのページをデザインし、フィルタリングとソートを行いました。私たちは、誰かを押し下げるようなことはしたくありません。よりパフォーマンスの高いプロジェクトを持ち上げ、輝かせたいのです。これはどのコレクションにも言えることですが、レッドフラッグよりもグリーンフラッグを見極める方が良いと思います。もちろん、レッドフラッグには常に注意を払いたいものです。でも、グリーンフラッグはもっと価値があると思うんです。プロジェクトがうまくいっていないことを特定して、その足を引っ張るよりも、うまくいっていることをアピールする。コミュニティが標準として受け入れているもの、私たちがグッドプラクティスとして見ているものを高める方が、はるかに効果的だと思うのです。
Lydia:
プロジェクトからの質問をいくつか紹介します。
Q2:Entrepot にプロジェクトを掲載したい場合、長い間待たなければならない。
Entrepot に掲載されるための掲載要件は何ですか?
Steve:
申請してから1 ヶ月以上待たされた場合は、ぜひ再申請してください。Entrepot に掲載さ
れる基準は、オリジナルのアートワークがあること、ロードマップが法律に違反していないことです。本当にそれだけなんです。私たちは、すべての応募を受け、応募時の回答、チームとのミーティング、そしてコミュ
ニティからのフィードバックをもとに、できる限り優先順位をつけるようにしています。また、コミュニティが本当に見たいものはどれかという声もあります。しかし、私たちのミントツールは、クローズドベータテストの第一ラウンドを経て、ミントツールを使用するようになったばかりです。いくつかの問題を特定し、それを修正し、さらに改良を加え、最終的に新バージョンのミントツールはとてもクールなものになりました。皆さんと共有するのが待ちきれません。より実用的になり、ダッチオークションやダイナミックプライシングができるようになりました。以前、価格設定ラウンドを行ったのを覚えていますか?あれが復活するんです。複数の時間帯に対応できるようになるので、複数の時間帯に一定のNFTを割り当ててローンチすることも可能になります。1日に半分をローンチ、12時間後に残りの半分をローンチすることも可能です。多くの人が午後3時(UTC)のローンチのために夜12時に起きているので、これは大きな意味を持つと思います。この新しいツールによって、私たちはより多くのプロジェクトを立ち上げることができるようになりました。長い間待っていた人は、ぜひ再申請してください。打ち上げを希望するすべての人が打ち上げられるように、私たちは最善を尽くしています。
Lydia:
この話を聞いて、コミュニティはもっとあなたたちを理解するはずです。
Q3:
NFTを売ろうとして、間違った価格、たとえばフロアより95%低い価格をつけた人を何度も見てきました。ボットが彼のNFTを買ってしまったので、その人は間違いを修正する能力さえありません。Entrepot がポップアップボックスを追加するなどして、ユーザーに確認させる方法はないでしょうか。
Steve:
これは絶対に必要なことです。そこに確認画面が必要なんです。これ以上ないくらい賛成です。もう一度チームに提案してみます。できれば次のアップデートのときにでも。一部の人にとっての問題であることは承知していますし、そのようなことが起こらないことを望んでいます。
Q4:
Entrepot バナーのアルゴリズム?なぜ特定のプロジェクトがそこに掲載されているのでしょうか?
Steve:
ああ、それは私がクリックしているだけです。以前は1 週間に1 回程度しかローンチしていなかったので、バナーは画像だけでした。しかし、現在はプロジェクト数が増えているため、バナーはカルーセルバナーとなり、プロジェクトが次々と表示されるようになっています。トップページのデザインを変える必要がありそうです。私は、トップページでプロ
ェクトをどのように宣伝するか、何を表示するかは、最近の実績に基づいて行うべきだと考えています。しかし、プロジェクトで、何か大きな発表があるのなら、バナーの有料広告は信じません。私はそれが偽りだと思う。そうなったなら私に知らせてください。議論してみたいと思います。
Q5:
NFTプロジェクトはEntrepot で立ち上げるのが大変だと文句を言い、IC にある他のNFTマーケットプレイスに移っています。それに対してどのような意見をお持ちですか?
Steve:
もしあなたがプロジェクトで、ローンチしたいけれども、しばらく私たちから連絡がない場合は、アプリケーションを再送信してください。私は、このミントツールの審査とホワイトリスト登録のために、本当に素晴らしいプロセス改善に取り組んできました。私は、このミントツールや他のプロジェクトを、本当に素晴らしい場所に持って行き、スケールアップし始めることができるように、ローンチの回数を減らそうとしています。確かに、良いプロジェクトを立ち上げて掲載するのは長い道のりでした。新しいスケジューリング・システム、新しいカレンダー・システム、そして公開カレンダー。Gmail に追加すれば、すべてのスケジュールを確認することができます。参加しようとしている多くのプロジェクトにとって、もどかしいことだと思いますが、特に今は、申請を再提出する絶好の機会なのです。というのも、今月のローンチは少し控えめにしています。また、来月はまだ控えめです。
Q6:
IC ではどのようなツールを使っていきたいですか?何か計画はありますか?
Steve:
もちろんです。これは実際に私が推し進めようとしていることです。IC をベースにしたNFT以外のプロジェクトとのコラボレーションとか。ICEvent のチームとも話しています。先週のミーティングでは、ICEvent に公開カレンダーを持たせるために、ミントツールと直接統合することを話し合いました。カレンダーのようなプロジェクトです。Catalyze-コミュニティ構築ツールとチャットしています。もし、素晴らしいアイデアを
持ちの方や、NFTのプロジェクトを開発されている方で、私たちの成長を助けてくれる可能性のある方がいらっしゃいましたら、ぜひお話しを聞かせてください。

以上です。

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Lydia Lei

Blockchain VC, focus on Dfinity ecosystems Early stage investment.